雑感

苦手なゲームはスルーでいいじゃん!

囲碁が好き過ぎるのはいいんだけど、
◯◯(ゲームの名前)はこういう所がダメだっていう投稿を時々見かける。
いや、そのゲームが好きでやってる人沢山いますから!
碁打ちの中にもそのゲームをやってる人は一定数いますから!

人には好みがあるから、苦手なゲームがあるのは仕方ない。
でもスルーでいいじゃん?
せめて「私は◯◯のこういう所が苦手」でいいじゃん?

他のゲームをディスるのは囲碁のイメージダウンになるので心底やめて頂きたい。

雑感:「読めない」とはどういう事か

「読めない」とはどういう事でしょうか?

プロの場合、「読む」とは自分の手の選択肢・相手の手の選択肢が組み合わさって
枝分かれした結果の比較であって、一本道の読みは「読み」じゃないらしいのですが、
この一本道の「読みじゃない何か」すらアマチュアだと読めません。
(トップアマだと違うかもしれませんが…少なくとも私は読めません。)

以下、本エントリでは「枝分かれの結果」も「読みじゃない何か」も一緒くたに「読み」として扱います。

長手数の攻め合い等、いくら時間をかけても読めない事があります。
一本道なのに読めないのは、それを短期記憶に保存出来ないからと考えています。
ではどうやったら保存出来る様になるのでしょうか?
別の言い方をすると、どうやったら、より長い手数を省コストで短期記憶に保存出来るのでしょうか?
以前ちょっと書いたのですが、そこには「コード化」が関連していると想像しています。

読みの力をつけるためには詰碁という話を良く聞きます。
一方、私は詰碁をあまりやりませんが、それでも以前に比べて読める様になって来た感覚があり、
それは恐らく実戦のおかげと思っています。(あくまで以前の自分との比較)
なので、読む力は読む事によって付くと単純に言う事も出来そうですが、
何かもっと法則の様なものがある様な気もしています。

もうちょっと読める様になったら何か見えて来るんですかね?

お知らせ:
6/26(日)に囲碁インストラクターの井場さんを横浜にお呼びして指導碁会をやります。
よろしくお願いします。
→詳細はこちら

それでも私が13路を打つ理由

囲碁クエスト、13路の大会をはじめとして13路が流行りつつあります。
その一方で19路の上達を考えた時に、13路が妨げになるという考え方があります。
それは碁盤の小ささゆえに19路より内容が凝縮され、その内容を拾い切る事が出来ないからです。

また、13路と19路は感覚が全く違います。
一例ですが、下辺が下記の様な「ツケヒキ定石」で収まった時、
白8が「ヒラキ」と「空き隅」を兼ねているので白の効率が良過ぎます。
tsukehiki

それでも私が13路を打つ理由は以下の通りです。
・限られた時間で局数をこなせる。
  不定期で朝囲碁を開催しています。限られた時間の中で19路を1局打って1人と
  交流するより、13路を2-3局打って多くの人と交流したいです。
・局所の練習になる。
  19路と違い全体を使った折衝は限定されますが、
  9路よりも広くて特定の打ち方に左右されないような、
  部分での折衝を中心とした練習になります。
・13路も楽しい。
  19路の楽しさとは異なる楽しさがあり、やはり13路も楽しいです。

朝囲碁では上述の通り交流を優先するので、以下の考え方で対応します。
・はじめての方
 囲碁をやったことない方でも大丈夫です。
  石の取り方、陣地の取り方を学んで、一緒に囲碁を打てるようになりましょう。
・初心者(ルールを知っているレベル)の方
  最初に重要になってくる「石の形」を実際に手を使って学びましょう。
  有段者相手に4子局で勝てたら卒業とします。
・級位者~有段者(五段まで)の方
  実際に打って楽しみながら、「13路らしさ」を感じ、意見交換してみましょう。
  19路を上達したい場合は、朝囲碁以外の環境もご紹介します。
・有段者~高段者の方
 13路を使って、初心者・級位者の方に教えてみましょう。
  教える事が自分の学びにもなります。
  そして、13路で出来る事、出来ない事をみんなで探してみましょう。

朝囲碁をひとつの出会いのきっかけとして、
みんなで囲碁を楽しむことをモットーに一度横浜の朝囲碁に来てみてはいかがでしょうか。
お待ちしております。

苦しいから楽しい

ここの所、囲碁が何故楽しいかを考える。

勝てばもちろん嬉しい。
しかしそれだけでは無い。

負けた碁の事を数日考える。
悔しさはもちろんあるけど、自分なりに敗因を見つけるとすっきりする。
あぁでもないこうでもないと考える時間が苦しくて楽しい。

対局中難しい局面で、分からないといって頭を抱えている時、頭が汗をかいている。
スポーツで汗を流す時の爽快感と似ているのだろうか。
海外で囲碁がスポーツと捉えられている理由が、最近理解出来た気がする。

将棋の羽生さんが言う「やはり、苦しいからでしょうか」とはそういう事なのかも。

苦しいを全面に出すとこれからやろうと言う人にはとっつきにくいかな?
頭に汗をかく爽快感という事で。

小路盤について

小路盤についての議論?が盛り上がっている様なので私の認識を。
ちなみに半年前までは初心者・初級者がやるものと思ってました。

19路盤:プレイヤーがいちばん多いので、これからも自分が腕を試す主戦場と思っている。
13路盤:それ自体面白いし、19路盤の練習にもなる。13路大会には元院生の人とかも出てくれていたりするので、自分の中で既にマイナー感は無い。
9路盤:それ自体面白いし、19路盤の練習にもなる。こればっかりだとさすがに飽きるけど。

19路盤が野球の試合とすると、囲碁クエストで小路盤をやりまくるのはバッティングとか守備練習の様に捉えています。